前書き
キューブなどのオブジェクトにテクスチャを貼り付け、拡大をすると

このように画像が引き延ばされて表示されてしまいます。いかにも「ゲーム」のような不自然さなので改善する方法を今回は紹介します。
World Aligned texture

今回使用するのはWorldAlignedTextureノードです。インプットはTextureObjectを使用します。

テクスチャオブジェクトはTexture Sampleを右クリックし、「テクスチャオブジェクトに変換」を押すと設定できます。
テクスチャオブジェクトはRGBAの分割のような色の取得はできなくなります。しかし、WorldAlignedTextureのような一部ノードでは必須で変換する必要があるため、この機会に覚えておきましょう。オブジェクトに変換後も、パラメータ化することは可能です。
出力ピンは三つ用意されています。

それぞれどの方向にテクスチャを均一化させるかです。床や道路のような上方向だけしか見えないマテリアルの場合、「Z」にするとよかったり、逆に壁のような横方向だけしか見えない場合には「ZY」がよかったりします。どの方向に対しても均一化させたい場合は「XYZ」を使います。
TextureSizeは使用するテクスチャの拡大率を調整できます。デフォルトは64x64x64で、3Vectorを使用します。

値を小さくすれば、それだけ拡大率が小さくなり、各座標はバラバラの値を入れることもできるため、一方向だけ引き延ばすこともできます。